スタッフとして働いていらっしゃる方も皆当事者の自助団体グループReOPAに、精神疾患に関してや団体の活動に関してインタビューさせていただきました。
ReOPAの団体の活動の参加者の方、またスタッフの皆さんも鬱病のご経験があるということでお聞きしたいのですが、鬱病の影響で生活習慣が崩れてしまった人はリズムを直すに当たってどのような第一歩を踏み出し、回復されていらっしゃいましたか?
(鬱病の状態だと生活リズムが崩れた方にとっては、例えばどうやって「早く寝るのか」がわからない人が多いのではないかと考えた為です。)
鬱病だった時期は何もできなかったのでとりあえず朝起きてベランダに行って、日光を浴びセロトニンを摂取していました。後は完璧主義を直し「妥協」を許すこと、他人と自分のことをあまり比較しないようにしていました。
生活リズムがだいぶ崩れて、躁転して締まったり追い詰められていて生活習慣どころではなかったりと非常に苦労していました。
精神疾患や生きづらさは家庭環境の影響を受けるとお考えになられますか。
当事者の中にも親か教育の押し付けや環境の影響のせいで病気になった方は結構います。完璧主義や白黒嗜好は、親や環境によるのは嘘じゃないことを感じさせられています。
親の影響で思考が完璧主義や白黒嗜好になるなど、大きな影響があるんですね。
精神的な影響で転職活動を行われていたり、休職された方はその間どのような苦労をされていましたか。生計を立てられなくなってしまったり、雇用保険への不満や精神的な悪化など、可能な限り具体的に教えていただけると助かります。
病気の特性上合わない職場があったり、仕事に対して妥協することが難しい方が多かったり、また疾患を理由にそもそも就職自体できないケースもあります。
仕事を続けられていたとしても、仕事をしないと生きてけれないから倒れるまで働いちゃうケースが多いですね。
自分と向き合いながらのバランスが難しいです。
休職と復職を繰り返したりしていますが休職には相当な覚悟が必要です。
やはり迷惑かけてると思うので、再発しないようにしようとなってたり取り戻そうって気持ちで、病気や鬱を理由に休職しづらい気持ちがあります。
最初働いてた時以上に覚悟が必要になります。
双極になってから思考力が低下して大変になりましたが、上司や部下への相談をたやさないことで、自分の問題をクリアにしていました。
やはり精神疾患時の就労はとても大変なんですね。
今度は運営に関してお聞きしたいのですが、自助問題の課題点かとも個人的に考えている自助団体が当事者同士の集まりによる「悪影響」に関してなのですが
希死念慮やリストカットなどのネガティブな感情が団体のメンバー間で伝染してしまった場合、どのような対処法で抑えていられますか?また、それを伝染させないためにReOPA様が気にかけられていることはありますか 。
禁止しております。希死念慮のあるかたもしばしばおり、対応は検討しておりますが、救える人から救っていくという事を目標に運営しておりました。
当事者目線からのお話大変勉強になりました。当事者の方が運営なさっているからこそ、苦しさを共感できる部分も多いのだとお話をお伺いしながら考えておりました。貴重なお時間いただきありがとうございました。