
2025年6月、中央高等学院の4校舎にて、「共生社会実現のための障害理解促進プログラム」を実施しました。
本プログラムは、長野県の行政と連携しながら開発したもので、障害当事者の視点を“知識”として学ぶだけでなく、体験と対話を通じて理解を深める参加型の授業として構成されています。
体験と対話を軸にしたプログラム構成
今回の授業では、従来の講演形式に加え、以下の流れで1コマ分の参加型プログラムを実施しました。
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障害者への支援に関する事前イメージの記入(5分)
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障害当事者としての簡易体験
(障害のある方の「ものの見え方」体験、車椅子体験など)(20分) -
体験後の振り返り(5分)
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障害当事者による講演および質疑応答(20分)
体験前後で自身の認識の変化を言語化し、さらに当事者の生の声を聞くことで、
「わかったつもり」では終わらない深い理解につながる設計となっています。
このプログラム内容は、障害当事者の体験と講演を組み合わせ、「体験→振り返り→対話」の一連の学びを通じて行動変容を促すことを目的としています
障害理解促進プログラム
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生徒一人ひとりの記憶に残る学びへ
中央高等学院の生徒の皆さんは、年齢や背景も多様であり、進路や社会参加について考える重要な時期にあります。
今回の授業では、単に「正しい知識」を伝えるのではなく、
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なぜ配慮が必要なのか
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どのような関わり方が相手を尊重することにつながるのか
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自分自身が社会の中でできることは何か
といった問いを、自分ごととして考える時間が多く生まれました。
実施後の振り返りでは、
「今まで意識していなかった視点に気づいた」
「困っている人を見たときに、声のかけ方を考えたいと思った」
といった声も寄せられ、理解の深化だけでなく態度や意識の変化が見られました。
今後に向けて
本プログラムは、対面・オンラインの両方に対応可能であり、学校現場の状況や生徒の特性に応じた柔軟な実施が可能です。
今後も教育機関や自治体と連携しながら、共生社会の担い手を育む実践的な学びの場を広げていくことを目指しています。