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不登校についてのお話会イベントにメンバーが参加してみました!

今年の11/27(土)、鎌倉まちかどホイスコーレさん主催のお話し会イベントに参加させていただきました。ジュンです。

学校って行かなきゃダメなの?」という不登校や教育関係のテーマに沿っています。

 

現役中学生、高校生、大学生に加え、不登校のお子さんの保護者の方、また元教師や市議会議員の方、特別支援教育に携わっている方など数多くの世代及びバックグラウンドの方でとても深い話ができました!

 

不登校の広義と狭義

 

不登校の文科省による定義は、「学校を30日以上欠席する状態」なのですが、

保健室や朝や夜のあいさつのみの登校状態を広義の不登校に含んだ場合狭義の3倍くらいになります。

不登校をグラデーション状に考えたときに、決して少なくないことがわかります

現在は特別支援学校で従業員をされている参加者の方は、ギリギリ不登校にならない日数で投稿していたと言います。

また、受験を考えている人の場合ですと、30日よりも少ない欠席日数が入試資格にて求められることもあるため、不登校のグレーゾーン状態の人はかなり多いと思います。

さらに、不登校ではないが学校に行くのが辛いと思いながら登校している学生さんもいました。

 

普通って何?

 

授業にて自分が聞きたい質問を聞きづらい経験がないかという話題でも盛り上がりました。

例えば、授業と関連はあるが本筋と外れている質問をしたり、発言をしすぎると教員側が対応を渋ってしまったり悪目立ちする状態になってしまうことが多かったようです。

私自身も、考え方や学習方法が他人と違うことが多いと感じていたため、発言で浮いてしまったり、逆にその場にそぐわないのではないかと質問しそびれてしまったりと、同じような思いをし、懐かしい感覚になりました。

まずそもそも、40人の異なる事情を持った子供たちに1人の教員で対応する現象はおかしいのではないのかという議論にもなり、教員一人当たりへの負担が重すぎるように感じられました。

 

子供が自由に学べることが大切

 

なんとこのお話し会において、発達障害に関しても知識を有している方が数人おり、私も当事者(グレーゾーン)であったため話に花を咲かせることができました。人それぞれ得意不得意や、適した学び方があるため、必ずしも教室の一通りのやり方が合わない人が出てきてしまうのです。そのため、不登校は当然のように起こる現象なのかもしれません。尖った形のものを丸い容器にしまいこもうとすると、壊れてしまうのと同じ原理で生じてしまうのです。

興味を持った質問を自由に聞かせたり、授業中にタブレットを使わせる。

また、感覚過敏などによって教室内で授業を受けると苦しい場合は気軽に教室外でも自由に勉強できる環境を整備することが大切。

海外の学校に通った経験のあるという高校生の参加者の子によると、カフェの様なスペースが校内にあり、そこで授業を受けさせてくれる様でした。

また学校がどうしても合わない場合、学校以外で楽しく学べる居場所を見つけることは大切です。

したがって、習い事や、教育プログラムなどに通う手もあります。

 

親同士のお話会

 

そして不登校になってしまった子供を持つ親の大抵は孤独なことが多いです。学校内でのつながりが保てなかったり、サポート施設などの情報を入手できず、子供を救えるのか否かは情報戦次第になってしまっています。

 

この原因として、不登校が悪いニュアンスで捉えられているため、不登校の子供がいることを気軽に外で話せる環境が少ないためだと考えました。助けを求めている全親御さんが情報を手に入れられるよう、親御さん同士で話す会や、駆け込んで良い「町の保健室」をオープンに開かれる未来があると望ましいですね。

 

 

 

「一回不登校になって人間不信になるとそのままの状態になっちゃったりするから、意外と人は優しいよって希望持たせてあげたい。」

このように主催者の方は言っていました。

このような教育問題は、文部科学省に物申したり教育委員会を変える、という手法以外に、ローカルな地域ベースで取り組んで行き、それに次いで同様な教育改革も増やす方法も良いと思います。最終的に全国の学校に対して馴染めないと感じている子供たちがサポートを受けられるようにしていきたいです。

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